「転職したら残業が増えた」「前の職場の方が楽だった」と後悔した経験はありませんか?
私は食品業界の営業から機械メーカーの営業に転職し、残業時間が月20時間から一気に月40〜60時間に増えました。機械メーカー在職中に妻が妊娠し、このままでは子育てと両立できないと限界を感じて食品業界への出戻りを決断。3社目に入社してすぐに第一子が誕生し、現在は月10〜20時間に落ち着いています。
同じ「営業職」なのに、なぜここまで残業時間が変わるのか。この記事では実体験をもとにその理由を徹底解説します。転職先の残業時間を見極めたい方はぜひ最後まで読んでください。
この記事を書いた人のプロフィール
まず簡単に自己紹介をさせてください。
- 新卒〜5年:食品メーカー(惣菜営業・ルートセールス)
- 転職1回目:機械メーカー(ラベルプリンター営業・ルートセールス+新規開拓)※在職中に妻が妊娠
- 転職2回目(出戻り):食品商社(惣菜営業・ルートセールス)※入社直後に第一子誕生
- 現在:共働きで子育て中
20代で転職を3回経験し、業界をまたいだ営業職を経験したからこそ気づけた「残業時間の差」をリアルにお伝えします。
私の残業時間の変化【実数値で公開】
まず私自身の残業時間の変化をお伝えします。
| 時期 | 業界・職種 | 月の残業時間 |
|---|---|---|
| 新卒〜5年目 | 食品メーカー(惣菜営業) | 月20〜30時間 |
| 転職後1〜2年 | 機械メーカー(ラベルプリンター営業) | 月40〜60時間 |
| 出戻り後〜現在 | 食品商社(惣菜営業) | 月10〜20時間 |
機械メーカー時代はひどいときで月60時間を超えることもありました。在職中に妻が妊娠し、このままでは家族との時間をまったく作れないと判断して出戻りを決断しました。出戻り後は残業時間が半分以下になり、3社目入社直後に生まれた息子との時間も確保できています。
残業時間が変わる最大の理由:担当企業数の差
機械メーカー時代は担当企業が50社以上
機械メーカーでは担当企業が50社以上ありました。業種もバラバラで、食品・物流・製造・小売など様々な業界のお客様を担当していました。
業種が異なると、それぞれの業界知識を個別に仕入れる必要があります。A社の訪問前には製造業のトレンドを調べ、B社の訪問前には物流業界の課題を調べる。この情報収集だけで毎日1〜2時間消えていきました。新規開拓もあったため、既存顧客の対応と並行してアポ取りや提案資料作成も進める必要があり、業務量が膨大になっていきました。
食品業界は担当先がスーパーに絞られる
食品業界の惣菜営業では、担当先はスーパーマーケットがメインです。業種が統一されているため、一度業界知識を習得すれば、どの取引先にも応用できます。
「惣菜の売り場トレンド」「食品ロス削減の取り組み」「季節商品の提案タイミング」などの知識は、どのスーパーでも共通して使えます。一度インプットした情報を使い回せるため、情報収集にかかる時間が圧倒的に少ないです。担当社数も機械メーカー時代より大幅に少なく、一社一社に丁寧に向き合える環境です。
情報収集コストの差が残業時間に直結する理由
営業職の残業時間は「商談時間」よりも「準備時間」に大きく左右されます。実際に経験して初めて実感できたことです。
- 機械メーカー:業種バラバラ×50社以上 → 毎回ゼロから情報収集 → 準備に時間がかかる → 残業増
- 食品業界:スーパーに特化×担当数が限定的 → 情報収集を使い回せる → 準備が効率化 → 残業減
転職前は「担当企業数が多い=稼げる・スキルアップできる」と思っていました。実態は「担当企業数が多い=消耗する」です。妻が妊娠中だった機械メーカー時代には、この消耗感が家庭にも影響していました。
機械メーカーと食品業界、他にも違った点
新規開拓の有無
機械メーカーでは新規開拓が業務の一部でした。アポイントが取れない、提案しても断られるという精神的なプレッシャーが積み重なり、心身ともに消耗していきました。食品業界のルートセールスは基本的に既存顧客との関係構築がメインで、精神的な安定感がまったく違います。
製品知識の習得コスト
機械メーカーでは、ラベルプリンターという専門性の高い製品を扱うため、技術的な知識の習得に時間がかかりました。食品業界では惣菜という身近な商品を扱うため、製品知識の習得が比較的スムーズです。入社後すぐに戦力として動きやすい環境です。
職場の雰囲気と文化
機械メーカーは数字へのプレッシャーが強く、殺伐とした雰囲気を感じることがありました。食品業界は比較的和やかな職場が多く、チームで協力しながら仕事を進める文化があります。もちろん会社によって異なりますが、私の経験ではこの差は大きかったです。
残業時間が減って変わったこと
子育ての時間が確保できた
食品業界に戻ってから、定時退社できる日が格段に増えました。3社目入社直後に生まれた息子の保育園のお迎えに行けるようになり、夜の寝かしつけも一緒にできています。妻も共働きで朝はワンオペをお願いしている分、夕方以降は積極的に育児に参加できています。
副業に取り組む時間が生まれた
残業が減ったことで、平日の夜に2〜3時間の自由時間が生まれました。この時間を使ってブログ運営などの副業にも取り組めるようになりました。激務の頃は帰宅後に何かをする気力すら残っていませんでした。
健康状態が改善した
機械メーカー時代は慢性的な睡眠不足と疲労が続いていました。食品業界に戻ってからは十分な睡眠が取れるようになり、体調が安定しています。健康は何にも代えられないと改めて実感しています。
転職前に残業時間を見極める方法
①面接で担当企業数を必ず聞く
「営業一人当たりの担当社数は何社ですか?」と面接で直接確認しましょう。この質問だけで業務量のイメージがかなり具体的になります。担当社数が多い場合は、情報収集コストが高くなる可能性が高いです。
②担当業種の幅を確認する
担当先の業種が絞られているほど、情報収集コストが低く残業が少ない傾向があります。「主な担当先の業種はどのような企業が多いですか?」と聞いてみましょう。
③口コミサイトを活用する
OpenWork・転職会議などの口コミサイトで、実際に働いている人の残業時間に関するコメントを確認しましょう。求人票の数字より実態に近い情報が得られます。
④転職エージェントに聞く
転職エージェントは求人票に載っていないリアルな情報を持っています。「この会社の実際の残業時間はどのくらいですか?」と率直に聞いてみましょう。無料で利用できるので積極的に活用してください。
まとめ
同じ営業職でも、担当企業数と業種の幅によって残業時間は大きく変わります。私の実体験では、機械メーカー(月40〜60時間)から食品業界(月10〜20時間)への転職で、残業時間を半分以下に減らせました。
転職を考えている方は、給与や職種だけでなく「担当企業数」と「担当業種の幅」にも注目してください。この2点を確認するだけで、入社後のギャップをぐっと減らせます。
年収よりも時間と健康を大切にしたい方に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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