【転職失敗からの脱却】以前働いていた業界に出戻りして感じるメリット・デメリット

転職

より良い条件を求めて転職したはずが、「前の職場環境の方が良かった」と後悔してしまう人は実際多くいます。
私は食品業界での営業を5年間勤めた後、機械業界の営業に転職しました。しかし転職前に抱いていたイメージとのギャップを感じ、わずか2年間だけ勤務して元の食品業界に戻りました。
そこでこの記事では、「出戻り」転職2年で感じるリアルを解説します。

この記事を読めば「転職に失敗したと感じる人」「転職に踏み切れずにいる人」が、選択肢の一つである出戻り転職のメリット・デメリットを理解できます。私の出戻り転職での経験をありのままに記載しました。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

この記事を書いた人のプロフィール

まず簡単に自己紹介をさせてください。私は関西の大学を卒業後、新卒で前職の食品メーカーに入社し、営業(ルートセールス)を5年間担当しました。その後「年収アップ・新しい挑戦」を求めて機械メーカーに転職しましたが、激務に耐えられず約2年で退職。現在は現職の食品商社で営業として働いています。

  • 新卒〜5年:前職の食品メーカー(スーパーマーケットへの営業・ルートセールス)
  • 転職1回目:機械メーカー(ラベルプリンター営業・ルートセールス+新規開拓)
  • 転職2回目(出戻り):現職の食品商社(スーパーマーケットへの営業・ルートセールス)
  • 2024年:第一子誕生。現在は共働きで子育て中

20代で転職を3回経験し、失敗も出戻りも経験したからこそ書ける内容をお届けします。

出戻り転職とは?

出戻り転職とは、一度退職した会社や業界に再び戻ることを指します。一般的には「同じ会社に戻る」ケースが多いですが、私のように同じ業界の別の会社に転職するパターンも出戻りと言えます。

転職市場では「出戻りは恥ずかしい」という風潮もありますが、それは古い考え方です。厚生労働省のデータでも、転職経験者は年々増加しており、出戻り転職も珍しいことではなくなっています。自分の経験を活かしながら、より良い環境を選ぶのは賢明な判断だと私は思っています。

私の転職失敗〜出戻りまでの経緯

食品業界から機械業界へ転職した理由

新卒から食品メーカーで惣菜の営業職として5年間働いていました。仕事自体は嫌いではありませんでしたが、徐々に「このままでいいのか?」という焦りが出てきました。具体的には以下のような気持ちが積み重なっていきました。

  • 「もっと年収を上げたい」
  • 「ルートセールスだけでなく新規開拓も経験したい」
  • 「食品業界以外の世界も見てみたい」

そこで転職活動を始め、機械メーカーのラベルプリンター営業職に内定をもらいました。年収も前職より上がり、「これで新しいステージに進める」と期待に胸を膨らませていました。

転職後に感じたギャップ

いざ転職してみると、思っていた以上に業務量が多く、残業が常態化していました。食品業界のルートセールスに比べ、新規開拓のプレッシャーも強く、精神的にも体力的にも消耗していきました。

特につらかったのは、担当企業数の多さです。食品業界ではスーパーマーケットが中心でしたが、機械メーカーでは業種バラバラの50社以上を担当。毎回異なる業界知識を仕入れる必要があり、訪問前の準備だけで膨大な時間を取られました。

また、2024年に第一子が生まれたこともあり、「年収より家族との時間を大切にしたい」という価値観に変わっていきました。激務の中でこの気持ちはどんどん強くなり、約2年で食品業界への出戻りを決断しました。

出戻りを決断した瞬間

決定的だったのは、子供が生まれた直後です。深夜まで残業が続く中、妻が一人でワンオペ育児をしている姿を見て「このままではいけない」と強く感じました。年収よりも、子供の成長を隣で見守れる環境の方が自分には大切だと気づいたのです。

転職失敗を認めることへの抵抗感はありましたが、「失敗を認めて前に進む方が、失敗を認めずに消耗し続けるより100倍マシ」という考えに至り、出戻り転職を決意しました。

出戻り転職のメリット3つ

①業界知識・人脈をそのまま活かせる

食品業界に戻ったことで、これまで積み上げてきた業界知識や取引先との人脈がすぐに活かせました。「また一から覚え直し」というストレスがなく、即戦力として動けるのは大きなメリットです。

特に食品業界は横のつながりが強く、前職時代にお世話になったバイヤーさんと新しい会社で再会することもありました。こうした人脈は、新天地では絶対に得られない財産です。

②比較できるからこそ今の環境に感謝できる

一度外に出た経験があるからこそ、食品業界の良さが改めてわかりました。「隣の芝は青く見える」という状態で転職してしまうと、戻ってきて初めて気づくことが多いです。

私の場合、機械メーカーでの激務を経験したことで、食品業界の「担当先が絞られていて情報収集がしやすい」「定時で帰れる日が多い」という特徴を心から有り難いと感じられるようになりました。他業界を経験したことは、失敗ではなく財産だと思っています。

③ワークライフバランスを優先した環境を選べた

出戻りの転職活動では、年収よりも残業時間・働き方・子育てとの両立を軸に会社を選びました。一度失敗した経験があるからこそ、転職軸が明確になり、自分に本当に合った会社を選べたと感じています。

今では定時退社できる日が増え、息子の保育園のお迎えや寝かしつけにも参加できるようになりました。機械メーカー時代には考えられなかった生活です。

出戻り転職のデメリット3つ

①「なぜ戻ったの?」と聞かれるプレッシャー

面接でも入社後でも、「なぜ戻ったのか」は必ず聞かれます。転職失敗を正直に話すのは勇気がいりますし、うまく説明できないと印象が悪くなるリスクもあります。

私が実際に面接で使った答え方は、「機械メーカーでの経験を通じて、自分が本当にやりたいことと大切にしたい価値観が明確になった。食品業界での営業に改めて挑戦したい」というものでした。ネガティブな理由をそのまま伝えるのではなく、前向きな動機として言語化することが重要です。

②転職回数が増えることへの不安

私自身、20代で転職を3回経験しています。転職回数が多いと「この人はすぐ辞める」と思われないか不安でした。実際、書類選考で落とされることもありました。

ただ、各転職に明確な理由があれば、面接でしっかり説明できます。実際に転職活動では複数社から内定をいただけたので、回数よりも中身と説明力の方が重要だと感じました。転職回数を気にしすぎず、自分のストーリーを丁寧に伝えることが大切です。

③同業他社への転職は情報管理に注意が必要

食品業界は意外と狭い世界です。前職の取引先や同僚と新しい会社でまた関わることもあります。前職の愚痴や機密情報は絶対に持ち出さないよう注意が必要です。

また、SNSやブログでの発信においても、特定の会社や個人が分かるような情報は書かないよう細心の注意を払っています。業界内での信頼を守ることが、長期的なキャリアにとって重要です。

出戻り転職を成功させるための4つのポイント

①転職軸を明確にする

年収・残業時間・職種・会社規模・働き方など、何を最優先にするかを決めましょう。私の場合、最初の転職では「年収アップ」を優先しすぎて、ワークライフバランスを犠牲にしてしまいました。出戻りでは「残業時間」と「子育てとの両立」を最優先にしたことで、納得のいく転職ができました。

②失敗の原因を言語化する

なぜ前の転職がうまくいかなかったのかを自分なりに整理することが大切です。原因が曖昧なまま次の転職に進むと、同じ失敗を繰り返すリスクがあります。私は「担当企業数が多すぎて情報収集に追われた」「新規開拓のプレッシャーが自分のスタイルに合わなかった」と具体的に言語化しました。

③入社前のリサーチを徹底する

同じ失敗を繰り返さないよう、入社前に残業時間・社風・担当企業数などをしっかりリサーチしましょう。OpenWork・転職会議などの口コミサイトや、転職エージェントからのリアルな情報収集が有効です。面接でも「一人当たりの担当社数は何社ですか?」「平均残業時間はどのくらいですか?」と臆せず確認することをおすすめします。

④転職エージェントを活用する

一人で抱え込まず、転職エージェントに相談しながら進めることをおすすめします。エージェントは求人票に載っていないリアルな情報(残業時間・職場の雰囲気・離職率など)を持っていることが多く、転職活動をスムーズに進めるための心強い味方になってくれます。無料で利用できるので、積極的に活用しましょう。

出戻り転職におすすめの転職サービス

実際に私が転職活動で活用したサービスを紹介します。

  • リクナビNEXT:求人数が豊富で食品業界の求人も多い。まず登録しておきたい定番サービス
  • doda:エージェントとの連携がしやすく、転職サポートが手厚い
  • マイナビ転職:20〜30代向けの求人が多く、使いやすいインターフェース

複数のサービスに登録して、求人の幅を広げることをおすすめします。

まとめ

出戻り転職は「失敗の証拠」ではありません。自分の価値観や優先順位が変わったからこそ、より良い選択ができるチャンスです。

私自身、20代で転職を3回経験し、失敗も出戻りも経験しました。それでも今は子育てと仕事を両立しながら、自分らしい働き方ができています。転職に正解はありません。大切なのは、自分が何を優先したいのかを明確にして、納得のいく選択をすることです。

この記事が、転職に悩んでいる方の背中を少しでも押せたなら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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